アースデイジャパンネットワーク

4月22日「アースデイ(地球の日)」

2023年の特徴と今後の課題

4月22日は「アースデイ(地球の日)」。
今年も日本各地で多くのアースデイイベントが開催され、多様なアクションが展開されました。
コロナ禍で一堂に会して行うアースデイアクションに制限が多かった2021、2022年と比較すると、全国的に動員数が増え、アースデイの盛り上がりを認識する声が多く聞かれました。
2022年と比較すると、はじめてアースデイを立ち上げた団体、地域特性のあるアクションが増加しました。また、仲間を募ってクリーンナップを行う団体も多く見られました。

2023年の特徴

  • 初めてイベントを開催する地域は全体の2割程度。
  • アクションに地域特性がみられた。
  • ユース世代主導によるアースデイイベントが立ち上がった(3か所)。
  • アースデイの日にクリーンアップを行う団体が多かった。(日本全国で10か所以上)

日本のアースデイ アクション数(EDJN調べ)

  • 各地のイベント:32か所(7件は初開催、2件はユース主導)
  • オンラインアクション:10件
  • 企業アクションは70件超

各地で開催された印象的なアクション

  • アースデイイベントの入場にペットボトルキャップを集め、ワクチン寄付(甲府、高校生の発案)
  • 音楽や踊り、文化でつながりを強化するアクション
    和踊り(東京)/伝統民謡(与論島)/環境映画の上映星空シネマ(京都)/読書会
  • 子どもが参加できるアースデイアクション
    SDGs人生ゲーム/キッズマーチ/グリーンカーペット/古絵本の交換会/生きもの大調査(アプリをつかった動植物観察)/廃材のクラフト
  • 伝統工芸品 アップサイクル
  • 金継ぎ(金沢)・着物リメイク(京都)
  • 着物リメイク(京都)
  • 防災トイレの展示、使用(神戸)
  • 飲食店の残渣をコンポスト化する体験(神戸)
  • 従来の使い捨てプラスティックの容器を禁止し、来場者に食器や水筒の持参を促す団体。(京都)
  • DigitalArt 4 Climate Japan(COP28に向けたアースデイ×Web3プロジェクト)
  • Music for SDGs

2022年以降、アースデイジャパンネットワークが主催する月例のアースデイオープンミーティングでは、定期的に全国のアースデイアクションに関する情報共有を行ってきました。
日本のアースデイ団体同士のつながりが強化されています。
さらに、他団体のアクションをモデルケースとして、新たなアクションを起こしたいという声も多数聞かれています。
2024年はさらにアースデイアクション数が増え、日々の環境行動が強化されることが期待されます。
また地域特性のあるアースデイアクションが増加しています。
今後も、気候変動、生物多様性、ユースという視点の他にも、文化的側面からアースデイを考え、個人や組織が行動を起こせるムーブメントを盛り上げていきたいと考えています。
最後に日本全国のアースデイ団体、EARTHDAY.ORG、各地の企業・ユース団体などご協力いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。